
10/19(月)より、
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来られない人へ、居場所を届けたい。
私たち「NPO法人しろひげ・たゆらかファンド」は、東京都江戸川区を中心に、地域の中で人と人がつながる居場所づくりに取り組んでいます。
活動を続ける中で感じてきたのは、「地域に居場所があっても、そこへ行くこと自体が難しい人がいる」ということです。そこで私たちは、不登校やひきこもりなど、社会との接点を持ちづらい人のもとへこちらから居場所を届ける取り組みを始めました。
目指すのは、家の「縁側」のように、誰もがふらっと立ち寄り、自分のペースで人や地域とつながれる場所です。
解決した社会課題
居場所はある。でも、届いていない。
不登校やひきこもりなど、さまざまな理由から学校や仕事、地域とのつながりから距離を置いている人がいます。
地域には相談窓口や支援機関、さまざまな居場所があります。しかし、人と会うことへの不安や外出へのハードルなどから、そこへ足を運ぶこと自体が大きな壁になっているのが現状です。
自分から知らない場所へ行く。
初めて会う人と話す。
決められた時間に参加する。
その一つひとつが、当事者にとっては非常に高いハードルとなります。
私たちが解決したいのは、「居場所がない」ことだけではなく、「居場所が必要な人に届いていない」という構造的な課題です。
<不登校・ひきこもりの現状>
不登校の子どもは全国で35万人を超え、各クラスに1人以上が学校に通えていない時代になりました。また、ひきこもり状態にある人は、全国で推計146万人に上ります。
私たちが活動する江戸川区でも、令和5〜6年度に行われた実態調査で、10,132人がひきこもり状態にあると明らかになりました。これは、江戸川区民の約68人に1人という割合です。
区内は南北に広く交通移動が困難なエリアも存在するため、既存の相談拠点まで自力で来所することが困難な家庭が点在しています。

<不登校児童生徒数の推移>

(出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」)
この課題に向き合う背景
居場所をつくるだけでは、届かない人がいる。
私たちはこれまで、地域の中でさまざまな居場所づくりや、人と人がつながる活動に取り組んできました。

【写真左】ひげぞ~のこころ食堂|食を囲み、自然につながる居場所
【写真中央】ひげぞ~のこころ酒場|世代をこえて、語り合える居場所
【写真右】ひげぞ~の畑プロジェクト|土にふれ、一緒に育てる居場所
そこで実際に人と関わり、活動を続ける中で見えてきたのが、「待っているだけでは出会えない人がいる」ということでした。
そう気づいたきっかけは、いつもは瑞江で開いている子ども食堂を、葛西エリアで開いた時です。来てくださった方から「瑞江は遠くて、なかなか行けなくて」という声をいただきました。 場所を変えただけで、これまで出会えなかった人と出会えた。
また、いまの活動では、参加してくださる方の半分ほどが、くり返し足を運んでくださるリピーターの方です。何度も来ていただけるのは本当にありがたく、居場所が地域に根づいてきた証でもあります。一方で、「この場所を知らない人や、来たくても来られない人が、まだたくさんいるのではないか」と考えるようになりました。
そして、いまの活動は、決まった場所で、私たちの身近な場所だけで完結しています。けれど、自分たちで動かせる車両があれば、もっと身軽に、地域のいろいろな場所へ出かけていけます。
いつも同じ車がやって来れば、「あの車が来ているから、今日はマルシェがあるんだ」と、地域の目印にもなります。初めての人でも「ここなら、ちょっと寄ってみようかな」と思える。そんな安心感も届けられるかもしれません。
「ここに居場所があります。来てください。」
それだけでは、最初の一歩を踏み出せない人もいます。だったら、居場所のほうから会いにいけばいい。私たちがイメージしたのは、昔ながらの家の「縁側」です。
家の中でも、外でもない。話したければ話せるし、ただそこにいてもいい。地域の人とゆるやかにつながれる。そんな「地域の縁側」を、ひとつの場所に固定するのではなく、地域へ届けていきたい。この考えが、「移動型居場所 しろひげ たゆワゴンの、途中下車マルシェ 」へつながりました。
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このプロジェクトで実現したいこと
「移動型居場所 しろひげ たゆワゴンの、途中下車マルシェ」(以下「途中下車マルシェ」)で、地域に縁側をつくります。
今回のクラウドファンディングでは、「途中下車マルシェ」を江戸川区のあちこちへ届けるための専用車両「たゆワゴン」をつくります。たゆワゴンが走り出したら、年25回、江戸川区内の公園・寺院・商店街等10か所を巡り、年間2000人の方に安心できる居場所を届けていきます。

「途中下車」に込めた想い。
ひとりで降りても、ひとりにはしない。
学校や仕事という、決まったレールから、ちょっと降りてみる。それが私たちの考える「途中下車」です。
また同じ駅から乗ってもいい。
次の駅まで歩いてもいい。
しばらくそこにいてもいい。
誰かに何かを相談するためでなくてもいい。ただ立ち寄ったり、誰かと話したり、何かを見たりするだけでもいい。そんな「途中下車」ができる場所を地域につくり、それぞれのペースで人や地域とつながれるきっかけを届けていきます。
誰もがふらっと立ち寄れる、地域の「縁側」のようなマルシェ。
「途中下車マルシェ」は、地域の中に誰もがふらっと立ち寄れる場所をつくる取り組みです。地域のみなさんから集まった子ども服や本などの「まだ使えるモノ」を、必要とする次の誰かへつなぐことも活動のひとつです。しかし、私たちがつなぎたいのはモノだけではありません。
モノをきっかけに話してみる。
ちょっと立ち寄ってみる。
準備や運営を手伝ってみる。
自分にできる役割を見つける。
「立ち寄る」「つながる」「参加する」「役割を持つ」というグラデーションの中で、誰かを「支援する人」「支援される人」と分けることなく、自分に合った距離感で地域との接点を持てる場を目指します。
「たゆワゴン」で、居場所のほうから地域へ。
「途中下車マルシェ」をさまざまな地域へ届けるために必要なのが、「たゆワゴン」です。

地域イベントでの「途中下車マルシェ」と、「たゆワゴン」をイメージしたテスト出店の様子
私たちはこれまで、法人の車両を借りながら、必要なモノや什器を積み込み、地域での活動を行ってきました。しかし、借りられる車両や時間には限りがあり、運べる荷物の量や、活動できる場所・タイミングにも制約があります。
そこで今回、地域へ継続的に居場所を届けていくための専用車両「たゆワゴン」をつくりたいと考えています。

専用車両「たゆワゴン」イメージ
マルシェに必要なモノや什器を積み込み、地域のイベントや人が集まる場所へ。
「居場所まで来てもらう」から、「居場所のほうから会いにいく」へ。
私たちがつくりたいのは、車そのものではありません。たゆワゴンとともに地域を巡り、誰もがふらっと立ち寄れる小さな「縁側」を、地域のあちこちへ届けていきます。
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一緒に、この居場所を育ててください。
「しろひげ たゆワゴンの、途中下車マルシェ」プロジェクトは、私たちだけで完成させるものではなく、地域のみなさんと一緒に育てていくプロジェクトです。
イベントへの参加、活動のお手伝い、モノの提供、場所の提供、活動の応援など、関わり方はひとつではありません。
一人ひとりのできることが、新しい出会いやつながりにつながっていきます。
誰もがふらっと「途中下車」できる地域の縁側を、一緒につくっていきませんか。


